県指定天然記念物村指定有形文化財村指定無形文化財その他の文化財


●●●国指定天然記念物●●●

姫島の黒曜石産地
(ひめしまのこくようせきさんち)

姫島の黒曜石産地は、地表に露出し観察が容易な黒曜石産地として、北海道の十勝(白滝地方)や長野県霧ヶ峰周辺などと並び全国的に貴重である。大規模な露頭は、観音崎一帯に見られ、この露頭が波に洗われる様は壮観で、他では見られない景観である。また、全国の黒曜石が黒色であるのに対し、姫島産黒曜石は乳白色〜乳灰色を呈し、極めて特徴的である。石器石材としての利用は、旧石器時代から弥生時代にかけてみられ、特に縄文時代に利用の急激な拡大がみられる。東九州では石器石材の中核を占め、微量ながらも南は鹿児島県種子島から北は大阪府までの広い範囲に運ばれたことが判明し、人々の生活と密接に結びついた歴史的な役割も高く評価されている

(平成19年7月26日指定)




黒曜石(こくようせき)

火山の岩漿が地表上に噴出して急激に固まった火山岩の一種で「露天の黒曜石」は全国でも珍しく北海道十勝と姫島の二カ所しかない。石器時代には「矢じり」などに重用され、姫島から海を渡って運ばれた黒曜石が、九州だけではなく四国や中国地方の遺跡からも出土している。