姫島七不思議
伝説の島といわれる姫島には、お姫様にまつわるものなど数多くの言い伝えがあり、姫島七不思議として語り継がれています。
千人堂(せんにんどう)
観音崎に馬頭観世音を祀った小さなお堂があります。大晦日の夜、債鬼に追われた善人を千人かくまうことができるといういわれから、この名があります。
阿弥陀牡蠣(あみだがき)
灯台の下の海蝕洞窟内に牡蠣が群棲し、海水につかることがなく、食べると腹痛を起こすといわれています。その牡蠣が阿弥陀三尊の形に似ているので、この名があります。
浮洲(うきす)
沖合の小さな州に漁業の神様、高部様を祀っており、高部様と鳥居は高潮や大しけの時でも決して海水につかることがないといういわれから、この名があります。
拍子水(ひょうしみず)
お姫様が、おはぐろをつけた後、口をゆすごうとしたが水がなく、手拍子を打って祈ったところ、水が湧出したといういわれから、拍子水といいます。
かねつけ石
別名をおはぐろ石とも言い、お姫様がおはぐろをつける時、石の上に猪口と筆をおいたところ、その跡ができたといわれています。
浮田(うきた)
大昔、池に棲んでいた大蛇を誤って埋めてしまったため、大蛇の怒りで田が揺れるといわれています。
逆柳(さかさやなぎ)
お姫様が、使った柳の楊枝を土中に逆さまに挿したところ、芽を出したといういわれから、逆柳といわれています。